もっとも多い原因が「駐車監視機能」が設定されていて、かつ、メモリーカード内が
「ロックファイル」でいっぱいになっているケースです。
駐車監視機能とは?:
ザットルラーデンシリーズドライブレコーダーの駐車監視機能とは、お車が停まっているときに外から強い振動(衝撃)が加わると、自動で本体が起動し、その前後30秒ほどを録画・保存してくれる便利機能です。例えば、停車中に他の車がぶつかった、誰かが車に何かを当てた、というときの証拠を無人かつエンジン始動なしで自動で撮影することができます。
なぜ録画が始まらなくなるのか?:
駐車監視時は、エンジンが切れているため、ドライブレコーダーは内蔵の小さな充電池(スマートフォンの約1/10の容量)で動きます。
この充電池が十分に充電されていないと、本体の電源がうまく入らず、録画できないことがあります。さらに、衝撃が起きるたびに「ロックファイル」という上書きできない大切な動画がメモリーカードに保存されていきます。これらは自動で上書きされず、どんどんたまっていきます。
また、乗るときにドアを勢いよく閉めるだけでもこの機能が作動します。毎回、乗り降りのたびに録画されてしまうと、早い人では3日ほどでカードがいっぱいになることも。そうなると、録画がうまく始まらなくなったり、後方カメラが動かなかったりすることがあります。
対策方法は?
対策方法は大きく3つあります。
● 定期的に
(初期化)する
● 本体をしっかり充電しておく
(目安はエンジンをかけて20分以上走行)
● ドアの開け閉めはなるべく
静かに行う
2番目に多いのが、Gセンサー(重力センサー)の設定です。
どうして起きるの?:
Gセンサー(重力センサー 以下Gセンサー)は、録画中にドライブレコーダー本体が衝撃
を感知した際、自動で上書き録画できないロックファイルを生成する機能です。
ほとんどのTITEN製のドラレコでは、3つのレベル別に設定ができるようになっています。では、Gセンサーが感知する衝撃とはどんな衝撃でしょうか?それは、「衝突事故の衝撃」と「衝突事故に似た衝撃」です。お車がほかの車や物と衝突したときの揺れ、衝撃を感知したときに発動しますので、「衝突事故に似た衝撃」でもこの機能は発動します。具体的には、線路を踏み越えるとき、急ブレーキ・急発進、減速帯、歩道への乗り上げが該当します。前述のドアを閉めるときの衝撃もこれの1つです。
この機能は、もしもの事故の際に上書きできないロックファイルを作るというメリット
がある一方で、日常の道路や車の衝撃でも反応してロックファイルを蓄積し、
メモリーカード内をロックファイルでいっぱいにして上書きするスペースがなくなって
しまうというデメリットがある機能です。
しかしながら、もしもの際には頼りになる機能ですので、下記の対策方法を参照して
快適にドラレコをご利用ください。
対策方法は?
対策方法は3段階です。
●Gセンサーの感知レベルを低くする
● カード容量を大きいものにする
※本体読込可能なサイズ(GB)を
お確かめください。
ドライブレコーダーに「容量不足」のエラーが出ている場合は、慌てず、焦らず、下記のことをお確かめください。
駐車監視によるロックファイルがたまっていないか?
Gセンサーの設定が高すぎていないか?
メモリーカードのフォーマットを定期的に行っているか?
これらを日頃から意識していただくだけで、ドライブレコーダーの不調はぐっと減らせます。
「難しい設定はちょっと苦手だな…」という方も、月に1回だけでもメモリーカードのフォーマットを実施してみてください。
万が一のときに大切な記録が残せるよう、日ごろの点検があなたを守ります。
メモリーがすぐ溜まって、カードフォーマットやカードの取り付けがめんどくさい!少しでも大きい容量の機種が欲しい!
【この記事を書いたのは】
TITANオフィシャルマスコット店員
”ちーちゃん”
・2023年にマスコット店員として登場
・ドライブレコーダーなどタイタン製品のエキスパート
・あこがれの人はガチャピンさん
・趣味はドライブと温泉
・主にドラレコ等の情報収集や情報発信業務を行っている