株式会社TITANでは、メーカーとして多くのドライブレコーダーを販売する中で、お客様からお問い合わせを頂いた、ドライブレコーダーのメリット・デメリットについてのコラムを書きたいと思います。ドライブレコーダーは、車両に取り付けられ、運転中の映像や音声を記録する装置です。ドライブレコーダー、通称ドラレコをご自身のお車に設置することは、さまざまなメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットについて下記にまとめてみましたので、ぜひご確認ください。お車選びやドライブレコーダー選びにお役立てください。
安全性の向上:
ドライブレコーダーは、事故や衝突の際に重要な証拠となります。前方の高画質な映像は、事故の状況や原因を正確に把握し、保険会社や警察に提供することができます。
容量と記録時間の増加:
近年のドライブレコーダーは、大容量のメモリーカードをサポートしており、長時間の録画が可能です。これにより、長距離運転や長時間の駐車中の監視も行えます。
また、スマホと連動してサーバーに映像を保管できる機種も登場しています。サーバーに記憶することで、容量を気にせずに大切なデータを保存しておけます。
衝撃時記録機能:
多くのドライブレコーダーは衝撃時記録機能(Gセンサー機能、イベント録画機能)を備えています。車両が急停止したり、衝突したりすると、自動的に記録が開始されます。これにより、ドライバーが意識せずに重要な瞬間をキャプチャできます。
駐車監視機能:
一部のドライブレコーダーには、駐車中にも記録を継続する機能が搭載されています。車両周辺での動きを検知し、自動的に録画を開始するため、盗難や駐車時の衝突に備えることができます。
高画質映像:
ドライブレコーダーは、高画質の映像を記録する能力があります。2024年は、2K、4Kといった高精細な機種も登場し、1080pフルHD高画質が一般的な仕様になりつつあります。これにより、昼夜を問わず、明瞭な映像を得ることができます。これは、事故の詳細や犯罪行為の証拠を捉える上で非常に有益です。
証拠保全:
ドライブレコーダーは、ドライバーが無実を証明するのに役立ちます。交通違反や事故の際に、証拠映像が法的争いの解決に役立ちます。
また、自身の事故・事件だけでなく、目撃した衝突事故、ひき逃げ事故、あおり運転、その他火災や災害など、様々な事件の解決に役立つ場合があります。残された映像で事件が解決した場合、奨励金や表彰がある場合もあります。
ドライバーの訓練と改善:
ドライブレコーダーの映像は、ドライバーの行動を分析するための貴重なツールです。運転の改善点を特定し、安全運転の訓練に役立てることができます。高齢の親や祖父母の車に設置しておき、定期的に運転をチェックするのもとても有益です。ヒヤリはッとな場面や、急発進、急ブレーキなどを確認し、危険と判断した場合は免許の返納などを促すことができます。
プライバシーの懸念:
ドライブレコーダーが常時車内や周囲を録画するため、個人のプライバシーが侵害される可能性があります。特に、車内でのプライベートな会話や行動が記録されることに対する不安がある場合は、慎重に設置しましょう。
設置と取り付けの手間:
ドライブレコーダーの設置や取り付けには、専門的な知識や技能が必要です。また、配線やカメラの配置に時間がかかる場合があります。
メンテナンスと管理の負担:
ドライブレコーダーは定期的なメンテナンスが必要です。カメラレンズの清掃や記録データの管理など、追加の負担が発生する可能性があります。
価格の問題:
高性能なドライブレコーダーは、価格が高くなる傾向があります。初期投資や設置費用が高額になる場合があり、これが購入の障壁となることがあります。
故障や不具合のリスク:
ドライブレコーダーのメンテナンスを怠っていると、長時間の連続使用や高温、低温など過酷な環境条件下での使用によって故障する可能性があります。また、ソフトウェアの不具合や操作ミスによる録画の失敗も考えられます。
これらのメリットとデメリットを考慮した上で、ドライブレコーダーの利用を検討することが重要です。安全性や証拠保全の観点から有益な装置である一方で、プライバシーや費用、メンテナンスなどの課題も考慮する必要があります。
【この記事を書いたのは】
TITANオフィシャルマスコット店員
”ちーちゃん”
・2023年にマスコット店員として登場
・ドライブレコーダーなどタイタン製品のエキスパート
・あこがれの人はガチャピンさん
・趣味はドライブと温泉
・主にドラレコ等の情報収集や情報発信業務を行っている